2012.01.11 金融庁、生損保を格付け リスク管理など評価、来年度導入
金融庁、生損保を格付け リスク管理など評価、来年度導入
金融庁は2012年度中に、生命保険会社、損害保険会社の経営内容を格付けする
「評定制度」を導入する。各社への検査を基に販売やリスク管理、法令順守など
8項目を4段階で評価。問題点を浮き彫りにするとともに、良い結果が出た項目
は次回の検査から外すなど保険会社の負担を軽減する。
評定制度は07年に、まず銀行を対象に本格導入された。資産査定やリスク管理
体制をABCDの4段階で評価し、自主的な経営改善につなげる狙いだった。金
融庁はこうした手法が保険会社でも有効に使えると判断。今年度中に保険版の評
定制度案を公表し、来年度中に実施に移す。
格付けの対象は(1)商品説明や販売の体制(2)保険金の支払いや苦情処理の体制
(3)有価証券や不動産などの資産運用体制(4)反社会的勢力への対応といった法令
順守体制――など計8項目となる見通し。個別の結果を各社に通知するほか、年
度ごとに格付けの分布状況を発表し、業界全体の推移が分かるようにする。
悪い評定結果が出ても、行政処分に直結することはないが、次回の検査で改善
度合いを重点的にチェックするなど検査内容に反映させる。逆に、評定が良い場
合は次回の対象から外し、検査の効率化につなげる。
07年から08年にかけて多くの生損保が保険金の不払い問題で行政処分を受ける
など、ここ数年、不払いへの対応が保険各社の最重要課題となっていた。金融庁
は昨年末、不払いに絡む生保10社への業務改善命令を解除し、「平時」の監督に
移行した。検査面でも問題点を客観的に明示する仕組みを導入し、検査官と保険
会社との対話も促進する。
(日経新聞)
金融庁は2012年度中に、生命保険会社、損害保険会社の経営内容を格付けする
「評定制度」を導入する。各社への検査を基に販売やリスク管理、法令順守など
8項目を4段階で評価。問題点を浮き彫りにするとともに、良い結果が出た項目
は次回の検査から外すなど保険会社の負担を軽減する。
評定制度は07年に、まず銀行を対象に本格導入された。資産査定やリスク管理
体制をABCDの4段階で評価し、自主的な経営改善につなげる狙いだった。金
融庁はこうした手法が保険会社でも有効に使えると判断。今年度中に保険版の評
定制度案を公表し、来年度中に実施に移す。
格付けの対象は(1)商品説明や販売の体制(2)保険金の支払いや苦情処理の体制
(3)有価証券や不動産などの資産運用体制(4)反社会的勢力への対応といった法令
順守体制――など計8項目となる見通し。個別の結果を各社に通知するほか、年
度ごとに格付けの分布状況を発表し、業界全体の推移が分かるようにする。
悪い評定結果が出ても、行政処分に直結することはないが、次回の検査で改善
度合いを重点的にチェックするなど検査内容に反映させる。逆に、評定が良い場
合は次回の対象から外し、検査の効率化につなげる。
07年から08年にかけて多くの生損保が保険金の不払い問題で行政処分を受ける
など、ここ数年、不払いへの対応が保険各社の最重要課題となっていた。金融庁
は昨年末、不払いに絡む生保10社への業務改善命令を解除し、「平時」の監督に
移行した。検査面でも問題点を客観的に明示する仕組みを導入し、検査官と保険
会社との対話も促進する。
(日経新聞)





